離婚内容証明

「相手が離婚の話し合いに応じない?」
「離婚の話し合いで決めた取り決めや約束事を履行しない?」
例えば財産分与や子供の養育費の取り決めを守らない場合は内容証明を送り付けて約束事の守ってもらわねばなりません。しかし、電話連絡やただのメールでの催促ではそれを離婚相手が守らない事ってよくあります。そんな場合は「言った!」「聞いてない?」など後々のトラブル回避のために内容証明郵便を使うのです。

離婚後に離婚相手と金銭トラブルになることがよくあります。
それは離婚相手が離婚時の話し合いで決めた約束を守らないことが多いからです。
特に養育費の不払いは多いですね。
養育費をきちんと払い続けている元夫は全体の2割り
つまり10人中8人が養育費を支払うことを途中でやめているのです。
離婚においてほとんどが協議離婚です。
その中でも離婚協議書すら作成していまい元夫婦がほとんどです。
そこで、まず養育費の不払い・慰謝料・財産分与の不履行などをきちんと相手に約束を守らせるためにしなければいけないことは内容証明を離婚相手に送り付けることから始まります。

具体的には
別居中の婚姻費用(生活するための費用)を請求する場合
家を出て行った相手に対して離婚の協議を申してる場合
財産分与を請求する場合
養育費を請求する場合
不倫の相手方への慰謝料請求
夫の不倫相手への交際中止を求める場合
子供の面接交渉を請求する場合
などがあるでしょう。

離婚に関する内容証明に強制力はないし無視もされがちだがそれでも送付する理由

残念ながら内容証明書事態に強制力はありません。
たとえ内容証明書であっても相手に無視されることも多いでしょう。
究極的にいえばただのお手紙にすぎないのです。
ただ普通の手紙と異なるのは
・いつ?
・誰が?
・誰に?
・どんな内容の?
手紙を送ったかを証明できる点です。
つまり後々の証拠となるのです。

養育費や財産分与、慰謝料請求の時効成立を防ぐ

実は離婚での財産分与・養育費不払いの請求権には時効があります。
時効期間は
財産分与請求は離婚成立時から2年
慰謝料請求は離婚成立時から3年
養育費の不払いは5年
とされています。
とりあえず「催促した!」「催促なんかされていない!」といういわゆる「言った!」「聞いてない!」というトラブルを避ける意味合いなのでです。これを防ぐためとりあえずの時効中断のために内容証明を送ります。
離婚後に内容証明を送った後、相手の反応をみなければなりません。
もし、相手が内容証明の無視を続けるのならば調停などをなんらかの行動を起こさなければいけません。
なぜなら時効の中断の効力は6か月だからです。
何度も言うように内容証明に強制力はないのです。

離婚後の送り付ける内容証明の威圧を増大させる方法

とはいえ、いきなり離婚相手から内容証明が送り付けられるとそれだけで心理的プレシャーを普通の方なら感じてしまうでしょう。
そのため、相手が反省して離婚時に取り決めた約束を守ってくれるかもしれません。
その可能性を1%でも高めるために、さらにその内容証明書心理的プレッシャーを増大させるためにひとつ裏技をご紹介しておきます。

離婚後に送る内容証明を裁判所内の郵便局から送る

普通の方なら内容証明なんて見たこともありません。
ただでさえ驚くものなのにそこに消印やその内容証明書の割り印に「◎◎高等裁判所内郵便局」とあったとしたら・・・?
なにも知らない方なら正直ビビりますよね。
もちろんすべての裁判所内に郵便局がるとは限らないのですが都市部の大きな裁判所内なら郵便局のあるとことが多いです。
あなたに調停や裁判まではするつもりはなくても相手にしたら
オイオイ、こいつ本気で裁判まで起こす気なのかぁ!!」
なんて思ってしまうものです。
ぜひ、お試しになてみてください。
もちろん裁判所内にあろうが裁判所外にあろうがまったく同じです。(笑)

離婚後の約束事の催促を促す内容証明の書き方

内容照明には残念ながらそれだけでは法的強制力はありませんが後々請求したことの証拠となります。

内容証明で決まっているのは
縦書きの場合
①1行20字以内で1枚26行以内
横書きの場合
①1行20字以内1枚26行以内
②1行13字以内で1枚40行以内
③1行26字以内で1枚20行以内
※「申し入れ書」などタイとも含む
ただそれだけです。

これを
相手に送付する分(1部)
郵便局に保存すると謄本分(2部コピー可)
の3通作成します。

詳しくは郵便局のホームページからも確認してください。
参考:郵便局内容証明HP

一応サンプル文例も紹介しておきますが、様式だけを満たしておけばあなたの思いや気持ちを伝えておけば大丈夫だと思います。

未払養育費請求書

令和  年  月  日
被通知人
大阪府大阪市●●区●●町●丁目●番●号
●● ●● 殿

通知人
奈良県奈良市●●市●●区●●
○丁目○番○号
○○ ▲▲ 親権者法定代理人
 ○○ ○○

前略
私は貴殿と、平成●●年●●月●●日に
協議離婚をしました。
そして、その際、貴殿との間の子供であ
る長男▲▲および長女▲▲について、私が
親権者となり、貴殿が養育費を毎月●万円
(長男▲▲および長女▲▲各々1ヶ月●万
円宛)ずつお支払い頂けるという内容での
取り決めを行い、公正証書を作成しました。
 しかしながら、今般、貴殿はこの約束を
反故し、何らの連絡もなく、令和●●年●
月分以降の支払いを怠っており、再三の催
告にも拘わらず、何らの誠意ある回答すら
頂けておりません。
 そのため、現在、私は、子供たちを抱え
ながら、日々の生活がままならないほどの
困窮を余儀なくされ、さらには、今後将来
の生活に対する不安を抱え、夜も眠れない
ような毎日を過ごしております。

私達夫婦は離婚をしておりますが、貴殿が
長男▲▲と長女▲▲の父親であることには変わ
りはなく、少なくとも、子ども達には何の
罪もありません。
法律上も、親には、子どもに対する養育義
務があり、非監護親は、監護親に対して養
育費の支払い義務を負います。
そして、養育費は、民法752条、および
民法877条1項に由来し、「生活保持義
務」とされており、自己と同程度の生活を
保障する義務という性質のものであるとさ
れています。

なお、家庭裁判所が作成公表し、裁判実務
での使用されている「養育費算定表」から
に算出したところ、養育費の月額は6万円
~8万円という結果が出ました。
 つきましては、私は貴殿に対し、本書面
を以て、未払養育費の金●●万円(月●万円
×●年●ヶ月分)の支払、および、以後毎月
金●万円ずつの支払を履行して頂けるよう、
請求させていただきます。

大変恐縮ですが、もしも本書面到達後1週
間以内に送金がなく、何らの誠意ある回答
すら頂けない場合には、別途、弁護士に一
任の上、貴殿の収入や資産を調査して財産
の差押(強制執行)を行います。
なお、養育費などの扶養にかかる債権につ
いては、破産などの法的な手続きにおいて
も「非免責債権」として、支払義務が免除
させることはありませんし、強制執行の手
続きにおいては、期限未到来の分も含めて
手取り月収の半額まで差し押さえることが
認められておりますので、申し添えます。
                 草々

         記
   銀行名 :●●●●銀行
   支店名 :●●●●支店
   預金種別:普通預金
   口座番号:★★★★★★★
   口座名義:○○ ▲▲